エム・ソフト

[社員紹介] チームAR

チームAR

Team AR!

  • 松本泰英

    2001年4月入社
    所属 クラウド第1システム部 課長

  • 片渕貴大

    2010年4月入社
    所属 クラウド第1システム部 係長

  • 柏木雄平

    2016年4月入社
    所属 クラウド第1システム部 主任

<ゲスト> 小暮会長
<インタビュアー> 人事総務部
インタビュー日:2021年8月
※内容、所属および役職等はインタビュー当時のものです

THEME 01

AR徒然語り

-今日はAR開発チームの皆さんと、ゲストとして小暮会長にもお越しいただきました。
コロナ禍ということもあり、会長も、チームの面々も、会うのは久しぶり!早速、AR談義が始まりました…

小暮会長

最近はホームページ上でAR・VRを使えるようになってきているようだけど、CPUの能力の問題なのか、実際にはまだあまり多くで使われてはいないのかな…

松本

AR・VRを使うとなると、3DCGをいかに使えるか、つまり3DCGを扱う会社とどれだけ関係を持てるかというところに関わってくる感じですね。そういう会社はたいてい版権やIPなど何かしらのコンテンツを持っているので、それを使ってクリエイターにキャラクター等を用いた3DCGを使ったコンテンツを作らせる。それをアプリ側でどう見せるかということをセットでやっているみたいですね。

小暮会長

なるほど…誰かが作った3Dキャラクターを利用する感じなんだね。

松本

なぜ急にこういう流れになったのかはわからないですが… VR、AR業界に新規参入しているところが多いのが影響しているのかな?

柏木

最近はWebXRっていう…ARなんかをWeb上でやりやすくなってきたというのが影響しているかもしれませんね。
昔はやりにくかったものが、今は統合されてきて開発しやすくなっています。 ARが新しい機能で規格も定まっていなかったのが、開発者が増えてきたのでそこら辺を統一しようっていうことでまとまってきた感はあります。

小暮会長

VRを使った映画は最近多いよね。ああいったストーリー性があるものをVRを使って作り上げられるということは、HPでも当然ストーリーを考えればAR・VRを使ったものが作れるね。会社のことを表現するのに優れた映像となりうるかもしれないよね。

柏木

見る人からすれば「あぁ、こんなことできるのか~」と思うでしょうね。

小暮会長

かなりリアリティがあるような気がする。そういう世界のHPに当然これからなっていくと思うが、ハードウェアはついていけるのかな?

柏木

スマホでもARはできるくらいのものにはなってきている。Webとなると処理能力的には落ちるとは思いますが…
一応、ハードの方も追いついてきているのではないかと個人的には感じています。

片渕

AppleのタブレットであればPCと同じCPUが入っていたりするので…PCがいらないくらい、まぁまぁなんでもできると思います。新しいiPadなら…お値段もそれなりにしますが(笑)

小暮会長

仮にそういうものを提供しようとした時に、技術者はどのような役割を担う?

片渕

結局のところはコンテンツありきになると思いますが、そこをどううまく組み合わせていくか、ということですね。

柏木

色々なツールが出回ってきたら、それを組み合わせていかにきれいに見せるか、どう凄く見せるかというところになってくるのかな。CG作成を得意とする会社のコンテンツを使って「表現する」ということがエム・ソフトの仕事になってくると思います。

THEME 02

エム・ソフトの技術・サービス

小暮会長

会社として「AR・VRやってます」と言っている。技術としては持っているけれど、それらを利用した最終作品を求めているのがユーザーじゃない? ユーザーと直結するような技術を持っていなければ事業化はできないわけだからね。
だとしたらユーザーが求めているAR・VRを使った製品において、技術部隊は全体の作業のうちの何割くらいの部分を提供することになるのだろう? コンテンツ部分が多いとしたら、技術部分は非常に少ないということだよね(笑)

松本

確かに今は技術部分に占める割合は少ないですね。ただ、今のやり方としては、まず課題があって、それを「ARを使うとホラ、解決できませんか?」というような提案、やり方で仕事をしていますね。「これにARを使うと解決できるんじゃないか」といった相談があって、「あぁそれならこういうツールとこういうツールを組み合わせると…たぶん実現します」というところから検証を始めます。それがうまくいけば、「じゃあもうちょっと使いやすいようにしましょう」という流れで製品化に結び付けていきます。

松本

ARによるキャラクターが映るというものは、それはそれで残っていますが、今は現実的な空間で、課題を解決するために使いたいという要望が出てきています。そうなるとコンテンツと言うよりは技術部分が多くなるので、あとはノウハウがものをいいます。ARの使い方のアイディアを提供できるというところが今のエム・ソフトの強みですね。

小暮会長

ARというのはどちらかと言えば可視化がメインテーマ。今の話だと可視化というより、言ってみればソリューションの提供が主ということ、可視化という目的とはちょっと違うような手法としてARが使われているということだね。

松本

そうですね。ARは、もともと現実と仮想空間の競合です。その本質を突いて現実世界の中に仮想空間を展開できるということは、現実の中の仮想空間上で何かを測ったり、現実空間に仮想の座標を設定できるということになります。
そこをうまく活用するとなると業務系にすごく寄ってきますね。

小暮会長

業務系といっても人の労力を伴う業務系だよね。

松本

そうですね。ARToolKitの営業をしていた時に某通信会社の人に言われたんですが、「これってカメラで映した空間を座標化できることが一番の売りですよね」と。我々も「あぁ!」となって、そこから発想を得ているんですけどね(笑)

小暮会長

なるほどね(笑)

松本

この先も現実空間で測定したデータを一度VR空間にもっていき、そこで色々と作業した上でAR空間に戻し、現実とリンクさせていく。ここから、AR・VRの次のMRに移行していくんじゃないかなと…

小暮会長

MRになると、どちらかというと可視化が強くなっていくのかな?

松本

いえ…可視化というより相互空間という感じかもしれませんね。VRとARのどちらかをメインで使うというより、どちらも使っていくことになると思います。

柏木

今は、ポイントクラウドという、点群を撮影したものを3次元空間上に再現するということに取り組んでいます。

松本

別の場所で撮影したものを、別のVR空間に再現するという開発を、他企業と一緒にしていますね。

柏木

3次元上のため、正面だけでなく背後も見ることができます。いくつかセンサーがあって、それぞれ撮影しているので色分けもしています。点群データではありますが、これがVR上であれば、さもそこにその人がいるかのように、またAR上であれば、自分の分身が隣にいるかのように見ることができます。

小暮会長

点群とVR、ARの技術を結びつけるということができているんだね。

松本

そうですね。今は他企業様からも、タブレット端末などで対象物を撮影し、その点群のデータで測量できるようにしたいというご要望があり、取り組んでいますね。例えば、工場現場で地面を掘削する作業がありますが、毎日どの程度、どの範囲で掘削したのか、それを埋め戻したのかなどの進捗管理を行っているそうです。それらを毎日のようにメジャーやトータルステーションという測量機器で測っているため、相当な労力がかかるそうです。これをタブレット端末で測定できれば、かなり省力化になりますよね。

片渕

タブレット一枚で出来てしまうので…(笑)ただ、端末のセンサーありきの話になってしまいますけどね。

小暮会長

そうそう、そのセンサーの精度はどうなの?

片渕

そこが色々とネックになっています(笑) センチなのかミリなのか、お客様によって求める精度も変わってくるので、その都度調整しています。そもそもの端末のセンサーの精度向上も今後期待したいですね。 ただ、端末の限界もありますし、そもそもエンタメとして端末に搭載されているものですので、機能をうまく活用しつつどこまでのサービスを提供できるのかについても今取り組んでいるところです。

小暮会長

生コンの容量を測定するアプリ(ピタコン)の精度は?トラック1台分の誤差が出てしまうとまずいよね。

松本

1台はさすがにまずいですね。そこまでは狂いません(笑)今、現場で一番大きな問題は、人の手による計算間違いみたいですね。綺麗な形の盛土を測量するわけではない上に、今何台分の量があるのかも計算する必要がある。これを大体新人が任されるらしいです。(笑)足し算や引き算、掛け算を用いて色々やっていれば、どこかで計算間違いをしてしまうものなんですよね。それを、簡単に測量できてしまうのがうちの製品です。

片渕

長さを測る部分に関しての精度はかなり高いんですよね。計算は自動でしてくれるので、長ささえ正確なデータを取得できれば誤差なく測量結果を出すことができます。これはもうサービスの提供が始まっているものです。この計測の為に、マンションの工事現場に行ったりして…コンクリートの入っていない鉄筋の上を歩いたり(笑)

松本

振返ると色々やってきたな…と。今までの蓄積とノウハウ、専門的な知識を組み合わせて初めて実現する。思った以上に建築・土木業界のIT化が進んでいなかったこと、スモールスタートでIT化が可能であるというところがうまく噛み合って、引き合いが多くなってきたように思います。
開発にあたっては、意外と知るべき知識が多い。例えばARの基本的な概念。その後にCGの知識。CGを作るときの工程の意味や定義。メッシュの構築の仕方、点群をどう使うか。体積の測り方、計算方法を全て調べていって、じゃあそれがVR、AR上でできるのか、など、色々なことをうまく引き合わせていくとやっとモノになっていく…試行錯誤の連続ですね。
ひとりで担うというわけではなく、様々なメンバーの色々な知識を結集し、うまくマージする。そこが一番大変かもしれません(笑) 今だとトータルでは私が詳しいかもしれませんが、やはり点群の細かい部分やセンサーの使い方は柏木、モバイルは片渕。ネットワークはまた他に強いチームがいるとか…CADを使いたいとなったら、ちょっとかじったことのあるメンバーを呼ぶとか…そんな感じですね。

THEME 03

ビジネスの未来形

小暮会長

ビジネスの未来形は考えている?将来どうなるんだろう?

柏木

MRでいうと、全世界的な傾向として、世界中をスキャンしようという方向で進んでいる。そうすることで、街中の至る所にAR上で広告を出したりできるよね、ということで始まっているみたいですね。Googleはストリートビューなどでやっていますよね。

松本

今は、位置情報のスマホゲームで、それ(スキャン)をユーザーにやらせているん ですよね。あとは、ナビ会社の方でもやり始めています。自動運転でセンサー付き の車を走らせることで、周りのデータをスキャンし続ける。そのデータをネットワ ーク上に吸い上げてしまえばCG化できるんですよね。他にも点群データを収集す るなど…それをどのデバイスで見るのかは次の話になってきますね。

柏木

そうですね、スマホの次がHoloLensのようなMRグラスになるんじゃないかと言われていますが、まだまだ普及していないので…正直分からないです。

小暮会長

もう少しコンパクトになればいいんだけどね。 ドラゴンボールに出てくるスカウターみたいな(笑)

松本

メガネ型は出てきているみたいですけど、そこまではまだまだですね(笑)
もう大手が手を出し始めているので、エム・ソフトはもう少しニッチなところを攻めていかないといけないと思いますね。もう少し身近なところから積み上げたいですね。

小暮会長

なるほどね。

松本

日々、アイディア募集しています(笑)

小暮会長

生活空間でビジネス化できるものがあればいいね。

松本

あとはビジネスに特化したものもいいですね。意外と手間がかかるものが、スマホ一台で済んでしまうというような…そこをエム・ソフト独自の製品としてもっと増やすとか…今あるものをサブスク化するとか…社内の各部門との横断的な連携を通して、拡大していければいいですね。

小暮会長

でも、面白い分野だよね、ARって。

-お客様からの問い合わせに、ビジネスのヒントが隠れていると聞きますが。 私たちの発想だけでは限界がありますか?

柏木

それは確かにありますね。業界の人が抱えている課題を聞いて、それじゃそれはこう解決しましょう、と提案していくことが結構多いですね。現場はそれぞれに特殊な作業があり、我々の知らないことも多いので、教えて頂きながら提案していく形が多いです。

-ということは…だいぶ建築や土木には詳しくなった?

柏木

はい。業界用語もわかるようになって…、結構詳しくなりましたね(笑)

松本

まさかIT業界にいながら土木工事のことを覚えるとは思いませんでしたね。 「切羽ってなんですか?」「トンネル工事の先端部分のところだよ」とか(笑)

柏木

工事現場に実際に赴いて仕事に取り掛かるのは、うちの課ならではかもしれないですね。私もそれで切羽まで行きました!

-安全ヘルメットかぶって?(笑)

松本

あぁ、それも、ヘルメットのかぶり方があるんです。それももう完璧ですね(笑) 安全帯もばっちり装着して。
実際の現場では知らないことも多くて、かなり面白いですよ。

片渕

普通の工事現場の足場を、ビル10階相当の高さから降りたりしました、職人さんの邪魔にならないように(笑)

-エンジニアがヘルメット被って工事現場に赴くなんて、なかなか想像できないですよね(笑)
でも、生の情報から得られるものも多そうですし、知識が増えて面白そうですね!

小暮会長

AIとの関係も少し聞きたかったんだよね。

松本

ARでさえいっぱいいっぱいだけど…AIまで手を出せるかな(笑) そもそも理論というか、知識が我々に不足している。
基礎知識をまず学んで…そこから、じゃあ何をやりたいからAIを適用するかとか、そういう話になってくるでしょうね。

柏木

AIの精度って100%ではないんですよね。けれど、大体の企業は100%を求めてくるので…そこは違うんですよと。
開発側、技術面の問題を理解して下さるお客様なら良いのですが。実現できるところとできないところのすり合わせをするのも、我々技術者の仕事だったりしますね。

松本

意外とそこが大変なんだよね。お客様は「できるでしょ!」と思っていらっしゃるので(笑)技術的な苦労よりも理解して頂くことの方が難しいですね。

柏木

そこの齟齬が生じないように、最初の打合せの準備はとにかく周到に行うように、松本課長から指導されています。

松本

対人コミュニケーション能力が問われるところだよね。

柏木

入社前は開発が主業務だと思っていましたが、実際は相手に説明する場面も多く、わかりやすい資料作成など、色々な能力が必要だなと感じています。

松本

それをするが故に、相手を深く知ることもできるし、次の開発に活かせる、というのもあるんだよね。
色々な意味でレベルアップのために必要(笑)

THEME 04

エンジニアに求められること

-学生のうちにやっておくべきこと、やっておいたほうがいいこと…
あるいは、こんな能力が備わっているといいな…というものは何かありますか?

柏木

数学と英語です(笑)

-数学ってどの程度?

松本

代数(ベクトル、行列など)など、高校数学ですかね。

片渕

私、商業高校出身なので、その辺りはやってないんですね。なので、入社してから勉強しましたね(笑)

-勉強はどうやって?教科書を読んだりしたのですか?

片渕

やっているうちに覚えていった感じですね。10年もやっているのでさすがに(笑) 入社後すぐにその部分に触れているので、自然と… あと、当時の課長が主催していた行列講座なんかも受けていました(笑)

-もう一つ、英語はどうですか?

松本

最先端の技術を触っているわけですから、そのためにはやはり世界共通語じゃないとダメなんですよね。

柏木

ドキュメントが全部英語だと思っておいた方がいいですね。 英語の情報の方が質がいいんですよね。日本語で書かれているものは、少し遅れている情報が多いですね。

小暮会長

英語の勉強も大変じゃない?

片渕

いや、でも英語に抵抗はないですね。 よくいるのが、Googleで検索した時に、一番上に英語が出てくると閉じちゃう人(笑)そこに抵抗があると少し大変かもしれないですね。

松本

研修ではじめから英語に触れさせていますね。エラーが英語で出てくるので、それをまずは翻訳させています。
それを続けていると英語に少しずつ抵抗がなくなってきますね。

柏木

私も完璧に読めるわけではなくて、翻訳機能を使ったりしていますよ(笑)

片渕

キーワードさえわかれば検索できるので何とかなります。

-数学と英語以外に何かありますか?

片渕

新しいものに興味を持って、とことん調べることですね。スマホも1年に1回新しいのがでますよね。

-毎年買い替えているの?

片渕

いや、さすがに毎年は買ってないですね。(笑)でも、中のOSがアップデートされるとか…Appleだと1年に1回開発者向けの発表会があるので、必ず見るようにしています。それもやっぱり英語なんですよね(笑)

一同

(笑)

片渕

やっぱり、情報を追い続けないとすぐに使い物にならなくなってしまうので。ARに限らず、スマホもデバイスもどんどん新しいものが出てくるので、開発環境も変わってきますね。

小暮会長

開発するときに、ソフトウェアとハードウェアの両方を知る必要があるよね。

柏木

知っておかなければならないものが多いですね。

松本

一番好き!じゃなくても二番目くらいには好きじゃないときついかもしれないですね。

小暮会長

やっぱり、なにかを追求することが好きじゃないとダメってことだね。

一同

(頷く)

インタビューを終えて

今回はゲストに小暮会長をお迎えし、現場で活躍中のAR開発チームの皆さんに集まっていただきました。
最近のARのトレンド、開発のヒント等、色々興味深い話を聞くことができました。 対談中は、柏木君が持ってきてくれたHoloLensでしばしMR体験も楽しみました。こちらは、インターンシップにご参加頂いた学生さんも体験頂けます!是非どうぞ! 縁のなさそうな他業界に詳しくなれるのも、この仕事ならではの醍醐味。ソフトウェア技術者であるはずの彼らの口から「切羽」「足場」など建築・土木業界の専門用語が飛び出すのが新鮮でした(笑)
最新技術は日々進歩!これからも目が離せませんね!

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