ARToolKit - Product
ARToolKitは拡張現実感アプリケーションの開発に使用される世界で最も人気のあるライブラリです。10年間継続されて開発されており、数千人のユーザーとの活発なコミュニティとHIT Labによる研究・開発による最新の成果を組み込み、Professionalバージョンとして有償で提供されています。
ビデオストリーム中の基準マーカー(正方形で白黒のパターンで定義されたもの)のトラッキングを行い、ビデオストリームとトラッキング情報を元に3Dオブジェクトを始めとした何かしらのグラフィックと合成を行い、オーバーレイや透過コンテンツの表示を行うことが可能です 。
ARToolKit Professional (version 4.x)
拡張現実感(AR)を実現するために世界でもっとも広く信頼された光学認識(トラッキング)ライブラリを使用しています。光学認識であるため、カメラが必要となりますが、専門の機器を必要とはしません。安価なコンシューマ向けのWebカメラにも対応しており、それ以外にもプロ向けのIIDC Firewireカメラやデジタルビデオなどを利用する機能があります。
また、合成表示するためのライブラリにはOpenGL、VRMLなどを利用する為の機能が標準で実装され、ライブラリを自ら作成することでDirectXなど他の表示ライブラリを使用する事が可能です。
シンプルなC言語ベースのインターフェースを採用しています。そのため、Windows、Mac OS X、Linuxでの開発が可能です。また、10年間継続されて開発されており、オープンソースの特性を生かし、数千人のユーザーのコミュニティにより信頼性を高めています。そして、その改良により、応用性が高く、拡張性のあるライブラリとなっています。
その他に、Community editon(GPL版)との違いとして、下記のポイントが上げられます。
- 光学的補正方法、レンズ・モデルの拡充
- OpenCVを用いた補正ユーティリティによりレンズ特性の算出(キャリブレーション)が簡単になりました
- 多くのマーカー、わずかに人が判別可能なマーカーなどの要件に対応するために2Dバーコードをサポートします
内部アルゴリズムの調整により、パフォーマンスの向上が図られています。また、Community editonでは制限のあるワイドサイズ(SD,HD)への対応や複数のビデオストリームが利用出来るように改良が加えられています。
ARToolKit Community editon (version 2.x)
オープンソースとして公開されている、ARToolKit Professionalの以前のバージョンに当たるライブラリです。GPL(The GNU Public License version 2)のライセンス下で配布され、GPLに従う範囲では商用・非商用を問わずに利用できるライブラリです。
Professional版とAPIもそれほど変わらないため、初期開発はCommunity editonを利用し社内に閉じて開発を行い、商用案件となりクローズ開発を行わなければならない場合にProfessionalを購入、移植することをお勧めしています。
また、Community editonを利用したままGPLの制約から逃れたい場合は、Professionalのライセンスを購入してください。
参考リンク
- ARToolKit Professional の ライセンス価格
- ARToolKit Professional - ARToolworks, Inc(artoolworks.com)
- ARToolKit version 2(HIT Lab)
